世界で広がる、中古車のダイレクト販売(ネット販売・EC)ビジネス! 日本での本格普及はあるのか?

ヨシフミです。

この記事では、まだ日本ではなかなか見かけることのない「車のネット販売」ビジネスが、実は世界ではぐいぐいと成長しているというトピックに触れてみようと思います。
(みなさん、そんなことないだろ?って思いましたか?実は本当です。)

実は世界ではぐいぐいと成長している「車のEC」

クルマといえば、最低でも万単位、中古といえども50万・100万を超えるものもたくさんあります。
しかし、そんなクルマですらネットで買ってしまう時代が来るとは..10年前には予想もしなかったことが起こっています!

まずはアメリカ「Carvana」

Carvanaなんて日本で聞いたことのある人はほとんどいないでしょう。

でも、アメリカでは立派な上場会社になっていて、すごい勢いで成長しています。

Carvana, a technology business start-up based in Phoenix, Arizona, is an online-only used car dealer that allows customers to shop, finance, and trade in cars through their website.[1] It was founded in 2012 as a subsidiary of DriveTime and was spun out in 2014;[2] it held an IPO in 2017 and Ernest Garcia II, the chairman of DriveTime, was the largest shareholder at the time.[3]Carvana offers both nationwide delivery, or the option for customers to pick up their vehicle purchases at one of the company’s car vending machine locations after completing the purchase online.
https://en.wikipedia.org/wiki/Carvana

Wikiにもなっていますね。
設立が2012年だから、ものすごく若い会社です。

ネットで360度のぐりぐり使える画面でキズまでしっかり車をチェックできるようにしたかと思えば、車の自動販売機?を作ってしまったり、何ともすごいですね。

carvana machine

次いで、中国はChehaoduo (车好多)

こっちのほうがもっと知らないですよね!

しかし、大手企業などからなんと800億円以上の資金をもらってすごい勢いで展開しようとしています。
ちょっと信じられない金額です。

中国ではここ数年、自動車販売の分野にも大きな変化が訪れている。新たなトレンドは新車に限らず中古車販売の分野にも革新をもたらそうとしている。

自動車販売企業「Chehaoduo (车好多)」は先日、テンセントの主導で8億1800万ドル(約867億円)のシリーズC資金調達を行った。同社は個人間の中古車販売プラットフォームの「Guazi (瓜子二手车)」と、新車販売の「毛豆新车网(Maodou)」を傘下に持っている。

今回の巨額の出資は、中国の自動車販売分野における新たなトレンドを示している。Chehaoduoは人工知能(AI)やビッグデータを販売に活用し、米国の大手「Carmax」の3倍にものぼる台数の車をオンライン経由で販売している。

Carmaxって確かすごい量の車をさばいていたと思うんですが..その3倍って本当にびっくり。
ここにさらに資金が流れ込んでいるんですから、今後大きくなるのは間違いないですね。

では日本は…?

それでは、日本ではどうなのかというと、AmazonやYahooがちょこっと頑張ってみたりとかあるみたいですが、なかなか決定的なサービスは現れないですね。

しいて言えばガリバーが在庫を店舗にもたなくても車が全社の在庫から検索してその場で色々調べることができる仕組みを持っていたりしますが、オンライン販売という感じはまだしませんね。

どこかから、ひょんと面白いサービスが出てくるのを、今は期待して待っていようと思います。