ガリバーの査定は大丈夫?リピーターが多い3つの理由とは?

ネット上で評判があまり良くないガリバーの査定ですが、実際のところはどうなのでしょうか?

たしかに、「初回の査定額の提示が安い」とか「クレームガードに入る意味がわからない」などの悪い評判が少なからずネット上にあります。

ただ一方で、「接客対応に安心感がある」とか全国の店舗で直接販売することでの高額査定」、「ガリバーの査定ミスによる減額はしない」などのメリットもあります。

ガリバーの査定について、実際はどうなのか、メリットと不満点をふまえて確認していきます。

 

ガリバーの査定のメリットと不満点とは

中古車の査定なんてどこで受けても同じ、と思われている方もいるかもしれませんが、意外と各社によって特徴があります。

業界最大手のガリバーの査定についてのメリットと不満点はそれぞれ大きく下記があります。

メリット① 接客対応に安心感がある

ガリバーは東証一部上場ということもあり教育に非常に力を入れています。毎年200人以上入ってくる新卒社員には徹底した接客対応教育や査定教育を行っています。

車の売買には印鑑証明書などの重要書類を扱うため、説明が不足していたという理由でトラブルになることは意外と多いです。

ガリバーではそのようなトラブルを無くすため、査定から契約、書類説明というステップごとに多くの時間をかけて研修を行っています。

また、店舗の設備も他社に比べて充実しています。査定には意外と時間がかかります。家族連れの方などには特に配慮し、キッズスペース等も充実しています。

そのような取り組みからかガリバーの店舗ではリピーターが非常に多いです。査定額も重要だが、とにかく気持ちよく安心して売りたいという方には好評のようです。

 

メリット② 自社で直接販売するため中間マージンをカットし高値買取できる

一般の買取店では買い取った車を業者間で車を売買するオートオークションに出品します。そのため、オートオークションの価格を基準にした査定額しか提示できません

オートオークションの相場は、業者間での売買価格のため市場価格(売り値)よりも安いです。市場価格が120~130万円の車であれば、オートオークションの相場は約100万円です。

一方ガリバーは買い取った車の情報を、全国約460の店舗ですぐに共有し、直接次のユーザーに販売しています。

直接次のユーザーに販売することで、オートオークションを経由する中間マージンを削り他社よりも高い査定額を提示することが可能です。

例えば、上記オートオークションで100万円の相場の車であれば、一般の買取店で提示する査定額は買取店のマージン(約10万円)を差し引いた約90万円が査定額となります。※下記一例

ガリバーではオートオークションの相場を上回る販売価格(120~130万円)で売れる見込みがあるため、ガリバーのマージンを差し引いても約100万円での買取が可能となります。

もちろん、いくらガリバーでも全ての買取した車を直接販売できるわけではありません。直接販売できる割合はだいたい30~40%程度です。一般の買取店は10%以下です。

ガリバーでも直接販売できなかった車はオートオークションで販売することになりますが、直接販売することで利益を確保しているため、オートオークションでの利益は他の買取店ほど見込みません。

また、ガリバーは車種別に専門の販売店を多数展開しています。輸入車専門のLIBERALA、軽自動車専門のガリバーミニクル、SUV専門のBratなどカテゴリに特化した販売店を全国に展開しています。

ガリバーの査定時には専用端末(ipad)を利用し、それぞれの店舗の在庫状況をオンラインで共有しており、店舗で販売しやすい車は特に高値をつけられます。

 

メリット③ ガリバーの査定ミスによる減額はしない

車の買取後にトラブルとなるひとつの要因として買取店の査定ミスがあります。よくあるのが買取店が事故車を見抜けずに無事故車として査定してしまい、後日買取金額の変更をめぐってトラブルになるというものです。

具体的には無事故車として100万円で買い取った車が、オートオークションに出品したところ事故車と判断され、70~80万円程度でしか評価されず、その差額を買取店から請求されるというケースです。

買取店がしっかりと査定して契約したのに、後日評価が下がったからといって査定額の減額されるというのは売り手側からすると納得のいくものではありません。

しかし、事故車と報告しなかった売り手の責任(隠れた欠陥を申告しなかった責任)とされることが中古車業界では一般的とされ、ほとんどの買取店の契約書にもそのような定め(瑕疵担保責任)があります

売り手側としてはありえないと思いますが、車の構造の複雑化や詐欺行為の防止を理由に業界の通例となっておりトラブル発生の要因となっています。

そのような中、ガリバーではガリバーの査定ミスによる減額はしないとしています。仮にガリバーの査定ミスで、無事故車が実は事故車だったとしても、ガリバーが責任を取り売り手には請求しないとのことです。

売り手側にとっては安心できる内容となっています。

 

不満点① 初回の提示額が安い

ガリバーの査定は「初回に提示する査定額が安い」という評判があります。

ガリバーは知名度の高さから「とりあえず近所にあるガリバーに行ってみよう」最初に査定を依頼することがされることが多いです。その後に他の買取店から提示される金額がガリバーより高いということが多いようです。

ただ、複数の買取店が競合する中で、他社の買取金額に上乗せするのはどの買取店も行っている商談のやり方です。

ですので、最初に査定をする確率が高いガリバーが、提示された金額が結果として他社より低かったと見られるのはある程度仕方がないとも思われます。

数社比較の後、再度ガリバーに戻ってきてガリバーに売るという人も多いため、最初にガリバーの査定を受けられた方は、他社の状況もふまえて再度交渉してみることをおすすめします。

 

不満点② クレームガード保証がよくわからない

ガリバーのクレームガード保証とは、買取後に買い手(ガリバー)から車の状態のことでクレームを付けられるのを防止するものです。

車種によっても異なりますが、買取時に1~2万円の保証料を支払うことで、買取後の車の不具合に関してガリバーが責任を持ち、買取金額の変更をしないというものです。

このクレームガードには

よくある口コミ「ガリバーの査定ミスで後からクレームを付けられるのはおかしい!そんなクレームに関して保証する意味がわからない」

との口コミが多いです。

ただ、クレームガードで対象になるのは主に車の機関系の不具合です。例えば、エンジンが急におかしくなったなどです。

メリット②にもありますが、ガリバーはガリバーの査定ミスでの減額はしていません。あくまで、突然不具合が起こってしまって責任がどちらにあるのかわからないというものについて、売り手が責任を追及されることを防ぐものとなります。

そのため、国産車である場合や車の年式が新しい場合などは、機関系の不具合が起こる確率は極めて低いですので、クレームガードに入る必要は無いと思います。年式が経過している輸入車などで機関系の不具合が心配な場合のみ、加入を検討すればよいかと思います。

 

ガリバーの査定はオプションやアクセサリ―を特に重視

ガリバーの査定ではオプションやアクセサリーを特に重視しています。車によっては様々なオプションが設定されていたり、社外品のアクセサリーを多数つけていることがあります。

ガリバーでは査定時に独自の直接販売システムを利用し、個々のオプションやアクセサリーがどの程度価値があるかを都度判断しています。

販売店で人気のあるオプションやアクセサリーは高く評価され、他の買取店では評価しづらいエアロパーツやアルミホイールなどもプラス査定となります。

 

ガリバーの査定に納得いかなければ個人売買もあり

ガリバーでは査定に納得がいかなかった人向けに、個人売買の仲介サービス【ガリバーフリマ】を提供しています。

個人売買でトラブルになりやすい名義変更や代金の支払いをガリバーが行うことで、安全な取引ができるようにしています

個人売買のため、ハマれば売り手は高く売れ買い手は安く買える可能性があります。

中古車の値落ちは激しいため売り手の希望金額と買取店の査定額に大きな差が出ることもあります。そのような時のひとつの選択肢として、個人売買のサービスを提供しています。

【ガリバーフリマ】のメリット・デメリットについては下記を参考にしてみてください。

トラブルを避ける!ガリバーの個人売買の5つのメリットとは

まとめ

ネット上では厳しい評判や口コミが多いガリバーの査定ですが、規模と独自のシステムを生かして直接販売につなげることで高額査定を可能としています。

ガリバーの口コミに関しては、過去の記事に記載してますので参考までにご覧ください。

ガリバーのクレームや苦情は本当?よくあるクレーム・口コミ10選

査定額が納得いかなければ気軽に相談にも乗ってくれるとのことですので、車の売却を検討している方は査定を受けてみてはいかがでしょうか。