車を高く売りたいけど、買取店との面倒な交渉は避けたい!という方は多いと思います。
そんな方のために、「売却代理」という新しい車の売り方「ガリバートレード」があります。
「ガリバートレード」とは、車業界最大規模の販売ルートを持つ「ガリバーのネットワーク」を利用して、売り手の希望金額で車を売るというものです。
「ガリバートレード」では売り手の手間が少ない上に車が高く売れるというメリットがあり、通常の買取よりも約20%も高く売却できたという実績もあります。
一方で、車が売れるまでに時間がかかる!とか希望の金額までいかない場合がある!というデメリットも存在します。
「ガリバートレード」の2つのメリットと3つのデメリットを紹介します。
目次
ガリバートレードとは
「ガリバートレード」とは、車買取販売大手のガリバーが提供する新しい車の売り方です。
通常車を売る時は、買取店が買い取り金額を決めますが、「ガリバートレード」では売り手が希望の金額をガリバーに伝え、希望の金額で売れるようガリバーが次の買い手を見つけます。
「ガリバートレード」を利用し希望の金額を伝えたあとは、売り手はガリバーからの連絡を待つのみとなり、金額の交渉等は不要です。
ガリバートレードの2つのメリット
メリット① 面倒な買取店との交渉が不要
車買取の主な方法である一括査定サービスを利用すると、複数の買取店から多数の営業電話があり、それぞれの買取店と交渉する大きな労力がかかります。
交渉が得意!という方はいいですが、買取店の営業スタッフは少しでも安く買いたいため、足元を見られることもあり、交渉に不慣れな人は損をする可能性もあります。
また、複数の買取店と交渉する中で、買取店同士の金額の上乗せし合いでトラブルに発展する場合もあります。
「ガリバートレード」では、売り手が希望金額を伝えたあとは、ガリバーからその金額で売れるかどうかの連絡を待つのみのため交渉が不要で、手間が少ないです。
メリット② 納得のいく金額で売却できる
「ガリバートレード」では売り手が出した希望金額をもとに、「ガリバーの販売ネットワーク」上で次の売り先を探します。
一般の買取店では買い取った車をオートオークションに出品し利益を得るため、買取金額はオートオークションの相場を基準とした金額になります。
下記図のように、一般の買取ルートでは、オートオークションや中古車販売店を経由して次の買い手までたどりつくため、その間のコストが発生します。
ガリバートレードは流通するコストを減らして、売り手の納得のいく金額で買取するというものです。
具体的な「ガリバーの販売ネットワーク」とは国内550店舗の販売チャネルや海外での販売チャネルです。
国内の販売チャネルでは全国の「輸入車」、「ファミリカー」、「軽自動車」、「SUV」などカテゴリー別に特化した販売店からの買い手を特に見込みます。
ガリバーは年間約23万台(2018年2月期実績)の車を買取していますが、その半数以上の12.5万台(2018年2月実績)を直接販売しています。
一般の買取店はオートオークションを利用し直接販売はほとんどしません。ガリバーの直接販売する比率の高さが、売り手の納得のいく金額で買取できる最大の理由です。
ガリバートレードの3つのデメリット
デメリット① 売れるまでに時間がかかる
「ガリバートレード」では売り手が出した希望金額をもとに、ガリバーが買い手を探すという流れのため、売れるまでに約2週間という時間がかかります。
そのため、車をすぐに売って現金化したい!という方には不向きです。
デメリット② 必ずしも希望金額で売れるわけではない
「ガリバーの販売ネットワーク」を活かして、買い手を探せるといっても、必ずしも希望金額で買取できるわけではありません。
買い手がつくかつかないかは車種や車の状態によって大きく異なるため、過度の期待はできません。
デメリット③ 車を店舗に持ち込む必要がある
「ガリバートレード」を利用する際は、車をガリバーの店舗に持ち込む必要があります。
2018年5月現在では、「ガリバートレード」の取り扱い店舗はガリバー店舗の一部のため、利用できるエリアが限られています。
取り扱い店舗の一覧はガリバー公式ページをご確認ください。
面倒な手続きはすべてガリバーが実施
「ガリバートレード」を利用するために、ガリバー店舗に車を持ち込んだ後の手続きはすべてガリバーが行ってくれます。
具体的には、車の洗車、車の撮影、ネット上へのアップ、という作業です。車の買い手を迅速に見つけるためには、魅力ある画像が重要となるため、そのための作業をすべてガリバーが行ってくれることは安心できます。
その後は、ガリバーからの連絡を待つのみですので、売り手の手間は少ないです。
高年式や状態の良い輸入車は特に期待大?
※LIBERALA富山 ガリバーHPより
近年のガリバーは高年式や状態の良い輸入車の買取・販売に特に力を入れています。
輸入車販売専門店「LIBERALA」の出店拡大やグループ会社のモトーレングローバルを活用し、輸入車の取り扱い台数を急速に増やしています。
輸入車は国産車に比べて、販売店での売り値と買取金額の差が大きいです。
そのため、「ガリバーの販売ネットワーク」を利用して、買い手がすぐに見つかるようであれば、通常の買取相場を大きく上回って買い取りすることが可能です。
まとめ
「ガリバートレード」は「ガリバーの販売ネットワーク」を最大限活用し、売り手の希望金額での買取を目指すものです。
近年のガリバーは買い取った車を自社の販売店で直接販売することに注力しており、販売台数が年々増加しています。
2018年2月期には12.5万台であった販売台数を2019年2月期には14万台まで増加する見込みとのことです。
直接販売できる台数が多いほど、より多くの買い手を見つけられるため高値での買取につながります。
出品を含む手続きの手数料は無料のため、売却を考えている方は試してみてはいかがでしょうか。