ビッグモーターの不正が止まらない!やばい評判part2

今年、保険金の不正請求について
ネットニュースに何度も取り上げられていたビッグモーター。

今年も残すところわずかなこのタイミングで
ビッグモーターに新たな不正疑惑が浮上しました。

新たに浮上した疑惑の内容は

「手抜き整備」

「不正車検」

今回は上記2つの疑惑の解説をしています。

以前投稿した

「【売上高7,000億円】ビッグモーターのやばい評判を解説」

は、こちらをご覧ください。

ビッグモーターの保険金不正請求とは

ビッグモーターの保険金不正請求とは、

今年8月に

「板金事業において『車両修理費の水増し請求』を行った疑いがある」

という内部告発があったことから始まりました。

そこで、その疑惑を明らかにするべく
ビッグモーターと取引のあった

・損保ジャパン
・東京海上日動火災保険
・三井住友海上火災保険

上記3社が調査を開始。

結果、全国33の整備工場のうち25の工場で
合計80件以上も水増し請求の疑惑があることが明らかになりました。

内部告発により調査を開始し、
調査結果で水増し請求の疑惑がさらに深まった為

各保険会社はビッグモーターとの取引を見合わせました。

ここまでは以前投稿した
「【売上高7,000億円】ビッグモーターのやばい評判」のおさらいです。

ネットニュースで連日報道されていましたが
今回はビッグモーターと取引をしていた損保ジャパンにも疑惑が浮上しました。

取引先の損保ジャパンに疑惑浮上

7月下旬、各保険会社がビッグモーターとの取引を見合わせている中
早々に取引を再開した損保ジャパン。

他の保険会社や世間からの大バッシングを受けて
9月中旬にまた取引を見合わせました。

なぜ疑惑がまだ残っている段階で
早々にビッグモーターとの取引を再開したのでしょうか。

ネット上では

「ビッグモーターも損保ジャパンも、もともと評判の良くない会社だ。」

という声が上がっています。

12月、金融庁は損保ジャパンに

ビッグモーターが取り扱った以下の内容に問題が無かったかを
検証するように指示した様子。

検証項目は

・事故車の損害査定
・保険金の支払い体制

そして12月15日
損保ジャパンの白川社長は

「不適切な保険金請求については厳正な対処をして
1件1件事案を確認し、調査が終了したものから顧客対応をしている」
(一部省略しています)

と会見で話しました。

https://toyokeizai.net/articles/-/640023

損保ジャパンとビッグモーターの疑惑に関してはツイッター上でとても荒れていて

損保ジャパンが現在5人の社員をビッグモーターに出向していることから

「密に関わりがあるのではないか」

という疑惑の声も上がっています。

損保ジャパンは
大手ビッグモーターとの取引がなくなることを恐れていたのではないか、との意見も。

ちなみに

このビッグモーターへの社員出向の目的は

・再発防止策の浸透
・コンプライアンス体制の構築
・板金部門の品質向上

としているらしいですが、

果たしてこの目的が果たされるように出向組が働いているのか、
というところを東洋経済では指摘しています。

ビッグモーター、新たに「手抜き整備」と「不正車検」疑惑

車の情報雑誌「ニューモデルマガジンX」の1月号にて
「手抜き整備」と「不正車検」について取り上げられていました。

こちらは有料の記事なので

この中で取り上げられているいくつかの疑惑のうちの3つを
筆者ヨシフミがかみ砕いてお伝えします。

今回取り上げる疑惑の3つは以下の通りです。

①見えないところは整備しない
②お客の無知を利用し二重に整備費請求
③整備資格を持たない人による不正整備

1つずつ解説します。

①見えないところは整備しない

ビッグモーターの度重なる不正ニュースを目にして

過去にビッグモーターで働いていた人たちから
多くの告発情報が寄せられたというニューモデルマガジンX。

元社員によると、ビッグモーターで勤務しているとき

「見えないところは整備していなかった」

という告発がありました。

お客さんから見えない部分は整備をせず(特に油脂類)
整備をしたとして整備費を請求。

そこで売り上げや利益を追求していたと言います。

整備終わりのクルマをいちいち中まで見てチェックすることはありませんし

そこに漬け込んで
見えるところだけ綺麗にして、見えないところは何もしないなんてひどいですね。

ビッグモーターの口コミや評判で

「整備をしたはずなのに異音がする」
「整備後なのに動きが変」

という投稿が多い理由がよく分かります。

雑誌の情報によると告発者は不正をするのに耐えられず
ビッグモーターを辞めたそうです。

整備をきちんとして貰えなかったお客さんも
不正のせいで職場を離れざるを得なくなってしまった従業員も

ビッグモーターからの被害を受けている人は多数。

②お客の無知を利用し二重に整備費請求

さらにクルマに詳しくない人を狙った不正もあります。

お客の無知に漬け込んで
同じ整備項目なのに名称を変更して二重に整備費用を請求していたという告発も。

より身近なもので例を出すと

自転車の修理費の請求欄に
「サドル」という項目と「シート」という項目があるということ。

どちらも座る部分の名称ですが

自転車に乗らない人、詳しくない人にとっては

「サドル」と「シート」が
呼び方を変えただけの同じものだということに気づけません。

さらにこれがクルマとなると自転車よりも複雑な構造ですし、
1つ1つの部位の名称を知っている人はグンっと減ります。

クルマに詳しくないと専門用語は分かりません。
クルマ好きでも全部分かる人は少数です。

それを良いことに
クルマに詳しくない人をカモにして、不正に整備費を請求していました。

また、作業内容の項目には原価がはっきり分からないものばかりを
わざわざ入れていることも。

CMを聞く度に売上高が上がっていた謎については、
お客の無知を利用して儲けをだしてたという答えが出せそうですね。

③整備資格を持たない人が不正整備

最後に整備士資格を持たないスタッフが整備をしていたという疑惑。

こちらも、目に見えるところだけ整備をしてごまかしていた様子です。

告発者からは
工場長に「やらないでいい」と指示されていたという証言を得ています。

そしてビッグモーターでは基本的に整備をしないというスタンスをとっていたという発言も。

整備時には整備をせず後から不具合が起きたときに修理をすることで
売り上げを上げようとしていました。

また、ビッグモーターはスタッフが足りておらず、
1台1台ちゃんと整備をするのは物理的に無理な状況だったようです。

日中はオイル交換や物売り。
夕方から整備を始めるという状況。

上記のことから整備士資格を持たないスタッフが
整備をしていたという疑惑も浮上しています。

頻繁に悪い口コミや評判がSNSでバズっているのも納得できます。

まとめ

保険金不正請求の一件で連日ネットニュースに取り上げられていたビッグモーターですが
今回、新たに「手抜き整備」や「不正車検」についての疑惑が浮上しました。

ビッグモーターの元従業員の方による告発により明るみになってきましたが

未だに地上波のテレビのニュースでは取り上げられていません。

ネットに疎いドライブ仲間と話していても
もともと評判が悪いことくらいしか知らないと言っていました。

数々の不正が指摘されている中で
あまり大ごとになっていないのがとても不思議です。

クルマは非常に便利かつ面白く、楽しい乗り物ではありますが
一方で危険と隣り合わせなのも事実です。

きちんと整備されていないクルマに乗るのはとても危険ですし

売り上げや利益を優先し、
クルマの状態はお構いなしの会社に大切なクルマを預けるのは辞めましょう。

全ての店舗、全てのスタッフが悪というわけではありませんが
たくさんの大きな問題が出ているので関わらないことが1番の対策です。

以前投稿した
「【売上高7,000億円】ビッグモーターのやばい評判を解説」の記事はこちらからご覧ください。

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