中古車売買のコツをとことん調べるBlog
中古車を買う時には、買った後の保証が気になりますよね？ガリバーで車を買うと１０年保証という長い期間の保証を付けられますが、評判はどうなのでしょうか。
ガリバーの１０年保証は、保証期間の長さとともに保証対象項目が多く距離制限も無いというメリットがあります。
一方で、「定期的な車検をガリバーで受けなければならない」とか「修理時に一部金額を負担しなければならない（免責）」という注意点もあります。
ガリバーの１０年保証は、「車に詳しく車検も修理も自分で手配する！」という方には不向きですが、「買ったところでフォローしてもらい長く安心して乗りたい！」という方にはおすすめです。
ガリバーの１０年保証の特徴をみていきます。
目次
ガリバー１０年保証の５つの注意点とは
注意点① 費用が発生する
ガリバーの１０年保証は有償のサービスとなります。無料でついてくるものではありません。
費用は車両によって異なりますが、コンパクトカークラスであれば５万円前後となります。
１０年間分の保証を購入時に支払う（ローンを組む）こととなり、途中で車を売却したとしても返金はありません。
注意点② 車検をガリバーで受ける必要がある
１０年保証の保証を受ける間は、必ずガリバーで車検を受ける必要があります。つまり、２年毎に期限がくる車検を他社で受けてしまうと、保証が受けられなくなります。
ガリバーの店舗は全国に約５５０か所ありますが、自宅の近くにガリバーの店舗が無い場合は、不便といえそうです。
注意点③ 修理時には一定金額の負担（免責）がある
車に不具合が発生し、購入後２年目以降に１０年保証で修理をする時には、免責金額として１万円を利用者が負担しなければなりません。
つまり、修理時には１万円は必ず掛かってしまいます。
購入後１年以内であれば無料です。また、修理回数の上限はありませんが、累積の修理総額は車両本体価格までという上限があります。
注意点④ １０年保証が付けられない車もある
１０年保証が受けられる車は決まっています。対象車の条件は下の表となり、条件に外れる車は１０年保証が付けられません。
輸入車は１０年保証は付けられませんが、別途５年間の保証は付けられます。（ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン対象）
注意点⑤ 消耗部品は保証対象外
１０年保証で対象となる部品は、メーカーの保証に準じており、「エンジン」、「ブレーキ」、「ステアリング」、「エアコン」などに関する部品となります。
一方で、ライトやベルト、ゴム類などの消耗品は１０年保証の対象外となります。
詳しい内容はガリバー公式ページを参考にしてみてください。
購入後１年以内なら消耗品もカバー
ガリバー１０年保証では、購入後１年以内であれば、ベルト類やゴム類などの消耗品も無料で交換・修理してくれます。
メーカーの保証は長くて５年
トヨタ自動車などのメーカーの保証は、新車で買ってから３年間（一般保証）もしくは５年間（特別保証）となります。
※トヨタ自動車HP メーカー保証についてより
そのため、中古車で購入する時にはメーカーの保証はすでに切れているか、買った後にすぐ切れるということがほとんどです。
しかも、中古車で買ってからメーカーの保証を引き継ぐ場合は、保障継承という有料の手続きが発生します。
その点、買った時から１０年間の保証がつくガリバーの１０年保証はメーカーの保証期間より圧倒的に長いです。
ただし、ガリバーの１０年保証は買ってから１０年乗り続けることが前提ですので、すぐに乗り換えをする人にはおすすめできません。
街の中古車販売店は現状販売が一般的
中古車を買う場合は現状販売といって、展示されているそのままの状態での販売が一般的です。
保証をつけられるとしても、おおよそ半年～１年間の期間のところが多く、１０年間の保証を提供しているところはまずありません。
多くの街の中古車販売店は無保証の現状販売という売り方をしており、その分車を安く販売しています。
まとめ
日本車は壊れにくい！と、よく言われますが、長く乗っていると色々と不具合が出てきます。
エンジン本体やエアコンの不具合となると、完全に修理するのに数十万円掛かることもあります。
そんな不具合に対する保証が１０年という長い期間ついているということで、長く安心して乗り続けたいという人にはおすすめできます。
また、車の不具合があった時に、そもそもどこに持っていったらいいかわからないという方もいると思います。そんな時、近くのガリバーにさえ持っていけばなんとかしてくれるというのは安心です。
しかも、全国５５０か所の店舗で対応でき、代車も借りられるという利便性もあります。
一方で、車に不具合が出やすいのは、新車からだいたい１０年程度経過した頃ですので、新車から４～５年程度で乗り換えるという場合は、１０年保証は必要ないかと思います。
