クリーンディーゼル車が人気沸騰 SUV×ディーゼルでパワフルな走りを

近年燃費の良さでディーゼル車を求める方が増えてきているように感じます。しかしディーゼル車って本当にいいのか、ディーゼル車の細かな部分を知らない方も多いのではないでしょうか?中には「ディーゼル車って何?」と思っている方もいるでしょう。知っているようで意外と詳しく知らないディーゼル車について調べてみました。

意外と知らない人多数。ディーゼル車とは何?

ディーゼルという言葉は聞いたことあるけど、ディーゼル車のことを詳しく知っていない方も多いのではないかと思います。

ディーゼル車とは一般的にディーゼルエンジンやディーゼル燃料を指す英単語の事でディーゼルエンジンはドイツの技術者である「ルドルフ・ディーゼル」が開発した内燃機関の一種です。ディーゼル車は燃費がいいという特徴を持っていてディーゼルの車も多く存在します。しかしその当時排気ガスが大気汚染を悪化させてしまうという難点がありました。そんな過去を経て、現在は地球環境に対して優しいシステムである「クリーンディーゼル」というエンジンが出たことでディーゼル車は再注目を集めているのです。

ディーゼルのメリットとデメリットをピックアップ

ディーゼル車とは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車なのですが、軽油は着火性がよくガソリン車よりも燃料費が安価です。

ガソリンスタンドで表示されているのを見た時に軽油の安さを皆さんも見たことがあるのではないかと思います。そんな比較的燃料費が安価なディーゼル車、メリットだけしかないように感じますが過去には大気汚染に影響するということで懸念されてきました。そんなディーゼル車も様々な開発を経て「クリーンディーゼル」が誕生させることに成功。そんなディーゼル車のメリット、デメリットをピックアップしたいと思います。

ディーゼル車のメリットは、燃費が良く燃料代も安価です。また、加速性がよく、坂道でもパワフルに走行することが出来ます。

では、反対にデメリットを挙げてみましょう。

ディーゼル車は車体価格が高く、メンテナンス費用は高めです。また、寒冷地での燃料は凍結する可能性もあり、年式が古くなると自動車税が高くなる傾向にあります。従来のクリーンディーゼル車はエコカー減税の対象に含まれていましたが、経済産業省は令和3年度の税制改正でクリーンディーゼル車をエコカー減税の対象外にすることを発表しました。ディーゼル車は税制上のメリットがなくなっていることが予想されているようです。

ガソリン車とディーゼル車との違い

ディーゼル車とガソリン車の違いを比較してみました。

・ガソリンエンジンの仕組み

車には4ストロークエンジンと呼ばれる仕組みがありガソリンエンジンが搭載されています。

  1. 吸気:ピストンが下るときに吸気弁を開けてエンジン内部の空間であるシリンダーにガソリンと空気の混合気を吸入します。
  2. 圧縮:ピストンを上げて混合気を圧縮します。
  3. 燃焼:スパークプラグと呼ばれる天下プラグが火花を出して燃料に着火します。燃焼ガスが膨張することでピストンを押し下げる働きをしてくれます。
  4. 排気:ピストンが上がるタイミングで排気弁を開けて燃焼ガスを外に押し出します。

上記の行程を繰り返し行い動力を生み出しているのです。

  • ディーゼルエンジンの仕組み

ディーゼル車もガソリン車と同じく4ストロークのエンジンが搭載されています。

  1. 吸気:ピストンが下がるときに吸気弁を開けてシリンダー内に空気を吸入します。
  2. 圧縮:ピストンを下げて空気を圧縮し、圧力で空気を加熱します。
  3. 燃焼:圧縮加熱された空気に燃料を噴射します。燃料が自然に着火し燃焼ガスが膨張することでピストンを押し下げます。
  4. 排気:ピストンが上がるタイミングで排気弁を開けて燃焼ガスを外に押し出します。

ディーゼル車の動力の仕組みは上記の行程を繰り返し行い生み出されます。

ガソリンエンジンは吸気行程で燃料と空気の混合気を吸入していますが、ディーゼルエンジンは空気のみを吸入し燃料行程で燃料を噴射しています。

主な違いはその他にもあるので表を参考にしてください。

 ディーゼル車ガソリン車
燃料軽油レギュラーガソリン/ハイオクガソリン
燃費ガソリン車より良いディーゼル車より悪い
走行性能低力で力強い高回転まで伸びる
着火方法自然発火点火プラグで着火
車両価格ガソリン車より高めディーゼル車より安め
エンジン音音は大きめ静か

こうやって比較するとガソリン車とディーゼル車は違いがたくさんあるようです。

注目SUVディーゼル車とは

最近注目を集めているクリーンディーゼル車は燃料代の安い軽油を燃料にし、燃費もいいことが魅力的です。クリーンディーゼル車はいろんなメーカーから様々な車が生産されているので車選びの参考になるのではないでしょうか?

  • マツダCX-5

SUV市場の中でも人気の高い車種で個性的なデザインと先進的なテクノロジーも取り入れた一台です。ゆったりとした車内空間の確保で外観内装共に大きなインパクトがあり、見ていても実際に乗ってみてもその時間を満喫できることでしょう。先進技術を搭載した「MAZDA PROACTIVE SAFETY」と呼ばれる安全性能機能はすべてのグレードに搭載され衝突回避や未然に防げる事故を回避するシステムがあります。クリーンディーゼルエンジンでパワフルな走行を楽しむことも出来ます。

全長/全幅/全高:4,575/1,845/1,690

ホイールベース:2,700㎜

車両重量   :1,630㎏

総排気量   :2,188㏄

燃料タンク容量:56L

燃費     :WLTCモード17.4㎞/L

  • トヨタランドクルーザープラド

昔から人気の高いランクルの愛称で親しまれているランドクルーザーはどんな道を走っていてもかっこいいと思わせるような存在感です。内装はスタイリッシュな上に使い勝手もいいデザインです。ランドクルーザープラドはランドクルーザーに比べると一回り程コンパクトにはなっていますが、大きさを抑えながらも室内の広さはそこまで狭いと感じないほど過ごしやすい空間を保っています。積載容量も大きく保たれている上に大人数での乗車も可能なのはこの車の魅力です。2.8Lのクリーンディーゼルに大型の水冷式インタークラーとターボチャージャーを搭載することでパワフルな走りや加速感を実現することが出来ています。

全長/全幅/全高:4,825/1,885/1,835㎜

ホイールベース:2,790㎜

車両重量   :2,330㎏

総排気量   :2,754㏄

燃料タンク容量:87L

燃費     :WLTCモード11.2㎞/L

  • BMW X3

BMWが掲げる「駆け抜ける喜び」のコンセプトのもと快適なオンロード性能と運動性能を併せ持つ従来のSUVの規格を超えた一台です。BMWX3は先進運転支援システムや安全支援装置、コネクティビティ機能の進化など改良点もあり、更に乗り心地の上がったモデルとなりました。ボディカラーも豊富にあります。

全長/全幅/全高:4,720/1,890/1,675㎜

ホイールベース:2,865㎜

車両重量   :1,880㎏

総排気量   :1,995㏄

燃料タンク容量:68L

燃費     :WLTCモード14.5㎞/L

まとめ

環境にも優しくなり、家計にも優しいクリーンディーゼル車。走りもパワフルでそれぞれの車にもたくさんの魅力が詰まっています。今までのディーゼルエンジンでは音も排気ガスの排出が問題となりエンジンを高回転することも難しかったのですが、ここをクリアしたことで人気も急上昇なクリーンディーゼル車。今後クリーンディーゼル車はさらに身近な存在になっていくことでしょう。