こんにちは。中古車業界歴15年以上、クルマ好きのヨシフミです。
最近よく聞かれるのがこの質問。
「ガリバーの自社ローンってやばいんですか?」
「ブラックでも通るって本当?でもなんか怖い…」
検索すると「やばい」「落ちた」「高い」「回収される」など、不安をあおる言葉が並びますよね。
でも、業界にいる僕から言わせてもらうと――
“やばい”かどうかは、仕組みを理解しているかどうかで決まります。
この記事では、
- ガリバーの自社ローンは本当に危険なのか?
- なぜ「やばい」と言われるのか?
- 審査に落ちる人の特徴
- 後悔しないための判断基準
を、できるだけ中立的に、そして現場目線で丁寧に解説します。
不安なまま契約して後悔しないために、ぜひ最後まで読んでください。
目次
ガリバーの自社ローンとは?まず仕組みを正しく理解しよう
まず最初に断っておきたいのは、
ガリバーの自社ローン「じしゃロン」は 銀行や信販会社のローンとは仕組みが異なる商品だということです。
普通、車のローンは銀行や信販会社が貸付を行い、利用者はそれを返済していきます。
ところが、じしゃロンはこれとは違い、
ガリバー側と直接「分割払い契約」を結ぶ形(販売店が支払いを管理する仕組み)となっています。
つまりこれは、「ローン会社からお金を借りる」のではなく、
ガリバー(正確にはそのグループ会社)が直接分割で販売する仕組みです。
この構造の違いが、じしゃロンの特徴やメリット・デメリットの多くにつながっています。
✔ じしゃロンの重要な特徴
以下がガリバーの自社ローン「じしゃロン」の主な特徴です。
特徴① 審査は独自基準で即日結果が出る可能性もある
じしゃロンは 信販会社を通さない独自の審査基準で利用可否を判断します。
そのため、
- 銀行や信販ローンで審査NGでも利用できる場合がある
- 最短で即日審査結果が出ることもある
- 収入や返済能力を総合的に判断する
といった特徴があります。
ただし、これは「必ず通る」という意味ではなく、あくまで 独自基準の審査があるということです。審査の結果次第では承認されないこともあります。
特徴 ② 金利0%で分割できる(実質分割販売)
公式サイトでも明記されている通り、じしゃロンは法的には「ローン」ではなく 分割販売契約です。
そのため、銀行ローンのように年率〇%の金利がつく代わりに、
✔ 契約額に金利は表示されない(0%)
✔ 車両価格と諸費用を分割で支払う
という方式になっています。
「金利0%!」と書かれているケースもありますが、実際には 分割総額の中に諸費用や保証費用などが含まれている形です。
特徴 ③ 契約条件としてオプション付帯と頭金5万円以上
公式ページによると、じしゃロンを利用する際には以下の条件が設定されています。
- 車検取得費用
- ケアパック
- 6か月保証(有償・部分保証)
- GPS機器取付
- 頭金5万円以上必須
こうしたオプションは、契約の一部として料金に含まれ、分割総額に反映されます。
特徴 ④ 保証とアフターフォローが用意されている
じしゃロンでは、納車前に整備を行ったうえで引渡しされると明記されており、6か月保証(有償・部分保証)が付帯するケースが基本となっています。
また、国産車で最長10年保証など、長期保証をオプションとして付けることも可能です(条件あり)。
さらに、納車後のフォローは販売店だけでなく、ガリバーグループ全国約460店舗で相談可能というアフターフォロー体制も用意されています。
特徴 ⑤ 在庫はじしゃロン用の車両から選べる
じしゃロンでは、専用の対象在庫から車両を選びます。取り扱い車両は
- 軽自動車
- コンパクト
- セダン
- ミニバン
など幅広く対応されています。
自社ローン=“審査が甘い”は半分正解、半分誤解
じしゃロンは信販会社の審査とは別物であり、
独自の判断基準で申込み審査を行います。これにより、
✔ 他社ローンで審査に落ちた人でも審査通過例がある
✔ 自営業・アルバイト・金融事故歴があっても検討対象になる場合がある
という面があります。
ただし公式ページでも注意書きがあるように、申込者全員が必ず通るわけではありません。審査の可否はあくまで個別判断となります。
じしゃロンの支払い・費用構造のポイント
じしゃロンでは、月々の支払い額や支払回数が選べる場合がありますが、契約条件によっては制限がある場合もあります。
また、 支払い総額には以下が含まれるケースが多いです:
- 車両本体価格
- 車検取得費用
- 各種税金
- 登録費用
- リサイクル預託金
- GPS取付費用(契約条件として含まれる)
このような条件が加わるため、 単純に車両価格だけを分割するローンとは性質が異なります。
まとめ(じしゃロンの仕組みを理解するポイント)
じしゃロンは、
- 信販会社を介さない 販売者との直接分割契約
- 金利ではなく販売価格+オプションとして支払いが決まる
- 独自審査により申込者の状況に応じて判断される
- 保証や整備・アフターフォローが用意されている
という特徴を持っています。
この仕組みを正しく理解することで、
- 銀行・信販ローンとの違い
- 契約後の総支払額の考え方
- 審査通過の可能性と判断材料
を明確に把握できるようになります。
なぜ「やばい」と言われるのか?4つの理由
では、なぜ検索すると「やばい」と出てくるのか。
主な理由はこの4つです。
理由① 実質的な支払総額が高くなりやすい
自社ローンは「金利◯%」と明確に出さないケースが多く、代わりに手数料や上乗せ価格で調整されることがあります。
たとえば、
- 車両価格が相場より高め
- 分割回数が短め(24〜36回)
- 頭金が必要
結果として、総支払額が高くなりやすい。
銀行ローンと比べると、支払総額に差が出ることは珍しくありません。
これが「高い=やばい」と言われる一因です。
理由② 誰でも通るわけではない
「自社ローン=ブラックOK」と思われがちですが、実際は違います。
ガリバーの自社ローンも、
- 安定収入があるか
- 勤続年数
- 現在の滞納状況
- 本人確認の可否
などは普通に見られます。
過去に延滞があっても、現在安定収入があれば通る可能性はある。
しかし、
- 無職
- 収入証明が出せない
- 現在進行形で長期滞納中
この場合は厳しいです。
「通らなかった=やばい」という口コミが広がりやすいんですね。
理由③ 支払いが厳しくなるケースがある
自社ローンは分割回数が短い傾向があります。
銀行ローン → 最長84回など
自社ローン → 24〜36回が多い
そのため、月々の支払いが高くなりやすい。
月5万円以上になるケースもあります。
収入に余裕がない状態で契約すると、後から「きつい…やばい」と感じることになります。
理由④ 延滞時のリスクが現実的
自社ローンでは、車両にGPSが付くケースや、名義が販売店側になるケースがあります。
これは悪質というより、未回収リスクを減らすための仕組み。
ただし、支払いが滞ると、
- 車両引き上げ
- 契約解除
などの措置が取られる可能性があります。
これが「回収される=やばい」というイメージにつながっています。
実際どうなのか?ガリバー自社ローン「じしゃロン」のリアル
ここからは、ネットの噂や感情論ではなく、実際の審査現場で重視されるポイントをベースに話します。
じしゃロンは独自審査ですが、「誰でも通る」わけではありません。重要なのはシンプルで、今きちんと支払えるかどうかです。
◆通る人の特徴
- 月収20万円以上
- 勤続半年以上
- 過去に金融事故はあるが現在は安定
- 頭金を出せる
じしゃロンは過去より“現在”を重視する傾向があります。
過去に金融事故があっても、今の生活が安定していればチャンスはあります。
このあたりを満たしていると、比較的通りやすい傾向があります。
特に「安定収入+頭金あり」は評価が高くなりやすいポイントです。
一方で、じしゃロンでも「返済能力が確認できない」ケースは厳しくなります。
独自審査とはいえ、分割契約である以上、支払いの見込みは必ず見られます。
◆落ちやすい人の特徴
- 無職
- 直近で自己破産
- 収入証明が出せない
- 携帯料金など長期滞納中
自社ローンでも最終的に重視されるのは「返せる見込みがあるかどうか」。
過去よりも“今の信用状態”が問われる仕組みだと理解しておくといいでしょう。
他ローンとの比較
じしゃロンが本当に「やばい」のかを判断するには、
他のローンと横並びで見ると明確なので、比較表にまとめました。
単体で見ると高く感じても、
「審査の通りやすさ」や「スピード」を含めて考えると評価は変わってきます。
| 項目 | 自社ローン | ディーラーローン | 銀行ローン |
| 審査難易度 | 低〜中 | 中 | 高 |
| 金利水準 | 高め | 中 | 低 |
| 総支払額 | 高くなりやすい | 普通 | 安い |
| ブラック対応 | 一部可 | 原則不可 | 不可 |
| 分割回数 | 短め | 長め | 長め |
この表を見ると分かる通り、「安さ」だけを取るなら銀行ローンが有利です。
一方で、審査に不安がある人や今すぐ車が必要な人にとっては、自社ローンが現実的な選択肢になることもあります。
「安さ重視」なら銀行ローン。
「今すぐ必要」なら自社ローン。
大切なのは、自分の状況に合わせて使い分けることです。
ガリバー自社ローン「じしゃロン」が向いている人
じしゃロンは“万人向けのローン”ではありません。
ただし、条件が合う人にとっては非常に現実的な選択肢になります。自分の状況と照らし合わせながら読んでみてください。
◆じしゃロンが向いている人
- ブラックで信販NG
- どうしても車が必要
- 頭金を用意できる
- 月収に余裕がある
過去よりも「今の支払い能力」を重視する仕組みなので、現在の収入が安定している人にはチャンスがあります。
特に「今すぐ車が必要だけど信販ローンが通らない」という人にとっては、有力な選択肢になります。
ただし、月々の支払いが生活を圧迫しないかは必ず確認しましょう。
一方で、総支払額の安さや低金利を最優先したい人には向いていない場合があります。
“通りやすさ”と引き換えにコスト面での妥協が必要になることもあるからです。
◆じしゃロンが向いていない人
- とにかく総額を抑えたい
- 低金利で長期ローンを組みたい
- 収入が不安定
支払いに不安がある状態で契約すると、後から「やばい」と感じる原因になります。
自分の目的が「通過率」なのか「安さ」なのかをはっきりさせることが、後悔しない判断基準です。
後悔しないための判断基準
じしゃロンは「やばいローン」ではありません。
ただし、理解せずに契約すると後悔しやすいのも事実です。ここでは契約前に必ず確認してほしい3つのポイントを解説します。
◆確認してほしいポイント3つ
- 支払総額を必ず確認する
- 他ローンも必ず比較する
- 生活費とのバランスを見る
このポイントについて詳しく説明しますね。
確認① 支払総額を必ず確認する
月々の支払額だけで判断するのは危険です。
必ず「最終的にいくら払うのか」という総支払額を確認してください。
車両本体価格だけでなく、保証費用・車検費用・GPS関連費用などが含まれているかをチェックすることが重要です。
同じ車種でも、支払総額ベースで比較すると数十万円差が出ることもあります。
確認② 他ローンも必ず比較する
じしゃロンは分割回数が短めになることが多く、月々の支払いが高くなりやすい傾向があります。
契約前に「今の収入で無理なく払えるか」を現実的に計算してみましょう。
目安としては、車の支払いが手取り月収の20〜25%以内に収まっているかがひとつの基準です。
家賃・保険・携帯代・生活費を差し引いた後に、余裕が残るかどうかを必ず確認してください。
「払える」ではなく「余裕を持って払えるか」が判断基準です。
確認③ 生活費とのバランスを見る
審査に通る可能性が少しでもあるなら、銀行ローンやディーラーローンも一度は検討してみるべきです。
金利差は最終的な総支払額に大きく影響します。
特に信用情報に大きな問題がない場合、銀行ローンのほうが数十万円安くなるケースもあります。
焦って契約せず、「本当に今しか選択肢がないのか」を冷静に考える時間を取りましょう。
比較せずに決めることが、いちばん後悔につながります。
じしゃロンが“やばい”かどうかは、商品そのものではなく「選び方」で決まります。
総支払額・月々の負担・他ローンとの比較、この3つを確認してから契約すれば、大きな失敗は避けられます。
焦らず、数字を見て、冷静に判断する。
それが後悔しない一番のコツです。
結論|ガリバー自社ローンは本当にやばいのか?
結論。
仕組みを理解せず契約するとやばい。
理解して使えば、有効な選択肢。
これが僕の本音です。
自社ローンは「最後の手段」ではなく、「条件付きの選択肢」。
安さを取るか、通りやすさを取るか。
その違いを理解して選べば、後悔は減らせます。
まとめ
- ガリバー自社ローンは危険ではない
- ただし総支払額は高くなりやすい
- 誰でも通るわけではない
- 支払い計画が命
「やばい」という言葉に振り回されるのではなく、
冷静に条件を比較して決めましょう。
クルマは生活の足です。
焦らず、納得できる選択をしてください。
また迷ったら、いつでも相談してくださいね。
ヨシフミでした。
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