SUVでの車中泊を楽しもう

車中泊にぴったりな理由とは?

キャンプなどのアウトドアやレジャーといえば「SUV」ですが、実はSUVの楽しみ方は他にもあります。それは「車中泊」です。

最近では街中でもSUVが走っているのをよく見かけますが、街中で走っていてもスタイリッシュでかっこいいと思ってしまいます。そんなSUVは「スポーツ・ユーティリティ・ビークル」の略称であり、」アウトドアやレジャーに適した車です。普段使いで使用するのももちろんいいのですが、せっかくアウトドアに適しているならそこも楽しみたいと思いませんか?

今回はSUVが車中泊に向いている理由や筆者の経験談も紹介したいと思います。

車中泊の魅力とは

車中泊とは名前の通り「車の中で宿泊すること」をいいます。みなさん車中泊って寝苦しそうだし、居心地悪そうだと思っていませんか?

車中泊の大きな魅力は行動範囲が広がり、アウトドアをより楽しむことが出来ます。旅行だと宿泊するにもお金が掛かったり、時間を気にしたりしてしまいますが、車中泊ではそういった点を気にしなくていいので軽い気持ちで楽しむことが出来るのがメリットです。

また、キャンプの経験がないとリスクを考えてしまう方やキャンプとなると道具や知識が必要になってくるのでなかなか一歩が踏み出せない方も多いと思います。しかし車中泊であればキャンプの経験がなくてもキャンプに近い経験が出来ることに加え、必要な装備や知識もそこまで必要ないためそこもおすすめなポイントです。

車中泊をするなら断然SUVがおすすめ

車中泊を楽しみたい方にすすめたいのがSUVです。SUVは車高が高く乗り降りがしにくいデメリットはあるもののその分室内空間は広く感じることが出来ます。また、シートなどの内装にこだわっているモデルも多くあり、車中泊にはぴったりです。

快適な車中泊を行う為に前もって確認しておくといい点も挙げてみました。

  • シートがフラットになるのかどうか?

車中泊をするのに最も大事なのが就寝スペース。眠るスペースは段差がなく平らでないと眠りづらく車中泊は寝心地が悪いと感じてしまうかもしれません。室内の空間が広く、段差があるのか、隙間はないか、そこを改善できるような性能があるのかどうかを確認しておきましょう。

  • 車内の装備は整っているか?

車内の大きさと身長があっているかどうかは予め確認しておくと良いでしょう。長さが足りないと体を折って寝ないといけなかったり、斜めに寝ないといけなくなる為、体にかなりの負担がかかってしまいます。

車内の高さも低すぎれば圧迫感を感じてしまう点に繋がるので室内の高さも確認しておきましょう。

  • 燃費性能を確認しておく

車中泊は燃費が悪いとガソリンを必要以上に消耗してしまいます。これからSUVの購入を検討している方はガソリン車よりもハイブリッドシステムやマイルドハイブリッドシステムを搭載したものを選ぶと良いでしょう。ガソリン代の節約にも繋がります。

車中泊で困らない為に確認しておくこと

車中泊をするなら前もったリサーチや準備は大切です。キャンプ程の準備は必要ありませんが、あらかじめ知っておくことで車中泊をさらに楽しむことが出来ます。筆者もアウトドアが好きで車中泊をよく楽しんでいますが、車中泊をやってみて必要だと感じた点があったのでこれから車中泊を計画している方は下記のものも参考にしてみてください。

  • 防犯対策を徹底する

一人での車中泊を何度も行っていますが、過去に1度だけドアを開けられヒヤッとした経験があります。すぐに目を覚ましその瞬間目が合ったので大ごとにはならなかったのですが、あれは車上荒らしだったのか謎のままです。ということで車上荒らしは自分にも起こりうることなので防犯対策は徹底しましょう。特に女性の車中泊で悲しい事件などもあったりするので安全を確保して計画することが重要です。

防犯対策はドアを施錠したり、車の周辺を確認したり、何かあった時にすぐに連絡できるようにスマホを近くに置いておくことなどできることは徹底しましょう。護身用スプレーを準備したり、ドライブレコーダーを設置しておくのも効果的です。

  • 暑さや寒さを配慮した気温対策を施しておく

車中泊ではエンジンをかけっぱなしにすればクーラーで気温を調整できるから大丈夫と思っている方もいるかもしれませんが、エンジンのつけっぱなしは周りに迷惑をかけることになったり、安全面でも排気ガスが車内に逆流して一酸化中毒になる可能性もあり得ます。ずっとエンジンをつけたままでの車中泊は控えた方がいいです。

筆者はポータブル電源などを用いて扇風機を使用したり、冷却シートなどを使用して暑さ対策を行っています。

冬場は寝袋で体温を保つことが出来るので温かくすることが出来ますよ。

その時の気温を見て車中泊日を決めるのもありですね。

  • 何かあった時の為に近くのお店やガソリンスタンドを把握しておく

車中泊は様々な場所で寝泊まりできる楽しさがありますが、万が一のこともあり得るわけでその際に周りに何もなくて困ってしまうケースも少なくありません。例えばガソリンがなくなってしまい、近くまでしか運転することが出来ない状況になることもあるだろうし、急に購入しないといけないものが出てくる可能性もあるわけです。そうなったときに慌ててしまわないように車中泊する予定の最短距離にあるガソリンスタンドやお店(コンビニやスーパー)を把握しておきましょう。

ちなみに筆者は飲み水が足りず、コンビニに飲み物を買いに行った経験があります。準備万端にしても思わぬことが起きることもあるのでしっかり場所を確認しておきましょう。

SUVでの車中泊を楽しむモデルのタイプ別使用感

  • マツダCX-8

二列目シートがベンチベンチシートになる7人乗り。シートアレンジで平らなシートを作ることが出来ます。クリーンディーゼルとガソリンの2種類のエンジン仕様とFFとAWDの2つから駆動方式を選択することが出来ます。車体は大きいが最小回転半径は5.8mと小回りは利きます。

  • 三菱 アウトランダー

室内の全長が長いため、身長が180㎝ある方でもまっすぐ眠ることが出来ます。セカンドシートはシートバックのレバーを引いて畳むことが可能。シート本体だけではなく荷室にあるレバーでセカンドシートを倒すことも可能です。奥行きが長いことが魅力です。

  • ホンダZR-V

シートを折りたたむことができ、後席をフルフラットにできるのが特徴です。少し斜面になりますが眠りづらさはあまり感じません。助手席と後席の間に隙間が出来ますが、こちらは踏み台などを用いて解消することが出来そうです。厚手のマットを使用することでより寝心地のいい空間を作り出すことが出来ます。

まとめ

今回はSUVの居住性についてピックアップし、SUVが車中泊におすすめである理由や筆者の経験談も踏まえて紹介してみました。車中泊には大型のSUVからコンパクトなSUVまで様々なサイズでも楽しむことが出来ます。

車中泊の魅力というと、事前な予約や入念な準備がなくても好きなタイミングで始めることが出来るということです。

最近のSUVはラゲッジスペースも利用しシートをフラットにできるモデルも増えつつあります。SUVでキャンプを始めたいけど、まだ始めたことがない方は車中泊から始めてみませんか?ちなみに車中泊はどんなシーンでもおすすめです。ファミリーでの車中泊もいいですし、カップル、友達同士、時には1人での車中泊もそれぞれの楽しさがあります。

車中泊でいつもとは違う雰囲気を味わってみませんか?